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讃岐國分寺のロゴマークを作成いたしました
2019.05.25
讃岐國分寺のロゴマークを作成いたしました。
四国には各県ごとに国分寺がありますが、
讃岐國分寺だけが正式表記として國の字を使用(本山への登録名)しており、
それ以外の三つは国分寺表記です。
以下、新ロゴマークの意味について。
当山は寺紋として公式には聖武天皇勅願を表す十六弁菊紋を
使用しており、それは今後も変わりません。
しかし、授与品やグッズに使用するのは畏れ多く、
令和の時代を迎えるにあって、公式ウェブサイトの公開とともに
ロゴマークを新たに作成致しました。
國という漢字の草書体をもとにしたデザインですが、
これは讃岐國分寺が創建当初の聖武天皇の想いを
天平年間から一貫して受け継ぎ、大切に守り、
日本という国家国土の平和と、
そこに暮らす人々の幸福を祈る寺であること、
つまり国家と国民のための寺であるという根本理念、
寺院としてのアイデンティティを國という漢字が表しています。
それと同時に四角の中に丸がある構図は、
金剛界曼荼羅の根本(成身)会の基本構造に合致することから、
マンダラも意識してデザインしています。
今制作中の金剛界大日如来座像ともここで意味が重なります。
当山は現在、弘法大師空海が開布した真言宗の寺院であり、、
四国八十八ヶ所の札所として多くの参拝者にお参り頂いております。
現在の信仰の基盤である空海の真言密教のシンボルである曼荼羅と
創建時の聖武天皇の護国安民の願いを重ね合わせたのが
この新しいロゴマークです。
皆さん、讃岐國分寺の新しいロゴマークをどうぞよろしくお願いします。