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アートコレクターズ11月号に対談記事が掲載されます。

2020.10.16

月刊『アートコレクターズ』11月号-現代作家が挑む宗教と美術-(生活の友社 10/25発売)に、
彫刻家の大森暁生先生と当山住職との対談記事が全6ページに渡って掲載されます。対談は当山の大日如来をお祀りするお堂にて去る10月1日にて収録されました。

大日如来像の最新の製作状況の画像が掲載されておりますと共に、今回の仏像製作の発端である当山住職と大森作品の出会いから現在に至るまでのストーリーが詳細に語られております。

また発願のきっかけと今回の大日如来像製作に込めた想いもかつてないほど詳細に記述されております。そしてコロナ下の今、一宗教者として世の中に向けてのメッセージも込められた充実した内容となっております。ぜひ、書店あるいはネットにてお買い求めいただき、御一読いただければ幸いです。

(なお、掲載画像はYouTubeの大森暁生チャンネルの動画製作を担当される若手女流映画監督、富田未来監督によるものを許可を得て使用しています。)

大日如来制作のご報告 本体がほぼ形になりました

2020.08.31

本体彫刻の動画:大森暁生公式You Tubeチャンネル

https://youtu.be/NL1YJM0tr6Y

 

大日如来像制作の進捗のご報告です。

いよいよ、智拳印と胴体部分が組み合わされ、頭部以外の全身が姿を現しました。

2014年より、この事業に一心に取り組んできた拙僧としては、まさに感慨一入、

これまでの道のりがしみじみと思い出されます。

現在、コロナ禍のまっただ中の東京で、この大日如来像の制作は進められているわけですが、

一時、大森暁生先生とも相談し、工房を一旦閉鎖して制作を中断することも検討しましたが、

今は制作を続けることこそが、讃岐國分寺と大森暁生工房の社会的使命だと考えております。

そもそも、国分寺を全国に建立した聖武天皇の意図は、当時、流行っていた疫病を鎮め、人民を幸せにすることでした。

そのために都には、大和の国分寺である東大寺と奈良の大仏を建立しました。

我々が、今おこなっていることは、まさにその聖武天皇の理念の再現であり、

そのために国分寺が存在していると言っても過言ではないと考えます。

まさに今、我々がやるべきことは、手を止めることではなく、本来やるべきこと、果たすべき社会的使命に

ただひたすらにこれまで通り、いやこれまで以上に真剣に取り組むことだと考えております。

今、コロナ禍のせいで、社会全体が陰鬱としたムードに包まれ、

本来ならば、希望に目を輝かせているはずの子供や若人たちの目にも暗い影が宿っています。

今回制作している大日如来像を、そういう人たちにこそ見せてあげたい、

そして、世の中にはこんなにも素晴らしい体験があるのだということを感じてもらいたい、

そのためには最高のものを、どこにもないものを、比類なき美しさを、妥協のない完全性の追求を、

まだ経験したこと無い最高の体験を、そんな想いで取り組んでおります。

コロナ騒動は必ず、まちがいなく、いずれ終わります。そしてその日は決して遠くありません。

最後に、お釈迦様=ブッダの入滅前の言葉を紹介します。

「この世界は美しい。人生は甘美である。」

これが人生は苦しみに満ちていると考え、そこから抜け出す方法を追求し続けたブッダの出した答えです。

そしてこれこそがまさに、我々が今作っている大日如来像を通して、世界の人々に伝えたいメッセージです。

This world is worth living.
Your life is worth living.

大日如来像制作の進捗報告 富山の金属パーツ編

2020.08.09

今回、獅子が支える台座と、その上に載る蓮華座の接合部位となる金属製鋳物パーツとの適合を調節するため、

獅子四頭と円形台座がはるばる、鋳物の本場富山県まで行ってきました。

様々な問題に直面したものの、熟練の職人技で解決、無事に適合性を整える事が出来ました。

今回、工房のスタッフさんも同行したそうですが、熟練の職人さんの仕事ぶりを目にしたことは、大いに刺激になったようです。

日本のモノづくりの高い技術はこうした熟練した職人さんたちの腕と経験によって支えられています。

リモート、オンラインという言葉が持て囃される昨今ですが、最終的には全ては人の手によって完成します。

人間が肉体を持つ存在である限り、肉体を離れて心が存在することはありません。

肉体と心の調和、そんなことについても改めて考えるきっかけとなった今回の仏像づくりです。

こうして、様々なプロの手によって支えられ、仏像づくりは着実に完成に向かって進んでおります。

また、大森暁生先生のユーチューブ動画でも制作の模様等、随時、更新されておりますので、そちらもご覧ください。

https://www.youtube.com/channel/UCQ0E6OEU37LLgatZVnSXOpw/featured

 

 

大日如来像制作のご報告 彩色作業も着実に進んでおります。

2020.08.02

大日如来像制作の進捗のご報告です。

獅子の彩色が着々と進んでおります。
漆と金箔、そして彩色によってより生命感が増した獅子の姿を見ると、
まるでこのままの生き物が現実に存在するのではないかと錯覚してしまいます。
そのリアルさには息を飲むばかりです。

 

コロナウイルスが猛威を振るう中、
彫刻家の大森暁生先生の工房では、
彩色担当の日本画家の塩崎顕先生をはじめ、
スタッフの皆さんがマスク、換気、消毒など感染防止に配慮しつつ、
製作を進めていただいております。
これもある意味ではコロナウイルスとのひとつの戦いと言えるでしょう。

 

我々は今、困難に直面しておりますが、
それに負けず、むしろそこからさらなる学びを得て、
コロナ後の世界がより良いものとなるよう
一日一日を懸命にこなしていく他ありません。

 

今、新型コロナウイルスによって多くの人が心に深い傷を負っています。
今造立中の大日如来像がその傷を癒し、コロナ後の世界を照らす希望の灯となるよう願ってやみません。

大日如来制作の進捗状況の最新報告

2020.06.10

大日如来像制作の最新報告です。

現在、本体を彫り進め、頭部と腕を除く大部分の姿が見えてまいりました。

また、彫り上がった37尊の数も順調に増えて行っております。

獅子八頭は彩色と金箔を貼る作業が順調に進んでおります。

コロナの感染が猛威を振るう中、大森暁生工房では先生とスタッフのみなさんが

感染帽子に最大限の配慮をしつつ、コロナ収束の願いを込めて懸命に制作を進めていただいております。

当山を始め、四国霊場全体で参拝者数が大きく減少し、大日如来像制作の勧進も全くままならない状況です。

ひろく皆様にご協力いただければ幸いです。何卒、よろしくお願い申し上げます。

完成した暁には、大勢かたの心の拠り所となり、未来への希望となる大日如来像を喜んでいただけるものと信じております。

 

空海の大日如来像の彩色イメージ図を公開

2019.05.28

 

当山が再現に取り組んでおります弘法大師空海の幻の大日如来像、

完成すれば色はこんな感じになる予定です。

根拠としている東寺の寺院記録文書『東宝記』に「皆金色」と記述されており、全体が金色ベースです。

 

空海が東寺の立体曼荼羅の本尊として構想した当初のお姿、
つまり、空海が脳裏に描いた理想の大日如来のお姿なのです。
それが1486年の土一揆で焼失。
その後、作られたのが今の東寺講堂の大日如来像ですが、
当初の姿では再現されなかったため、
空海が理想とした姿を世の中の人々は500年以上、
見ることが出来ない状態が続いています。

 

その像には大きく分けて3つの形態的特徴があります。
1、蓮花座の下に八頭の獅子がある
2、光背に金剛界曼荼羅の37体の小仏像を備える
3、胎蔵界五仏を前面に十字に配した宝冠を戴く

 

そこで讃岐國分寺は、この空海の幻の大日如来像を
日本で初めて500数十年ぶりに再現して、
世の中の人々に弘法大師の想いを伝えたいと発願したわけです。

 

制作に当たっては、当山が現代の運慶と見込んだ彫刻家の大森暁生氏に
依頼しました。氏の作品を目にし、
彼が現代で最高の力量を持った作り手だと認めるからです。

 

以上が計画の概要です。
2011末から2012年初めに発願し、大森氏に依頼。
最初の御衣加持をして実際に獅子の制作が始まったのが2014年、
そして現在、獅子と台座、そして光背の大部分が完成しています。

 

残すは本体と37尊ですが、前者は先日お加持をして制作を開始、
後者はすでに十体近くは出来上がっております。
仕上げや彩色などもまだ残っておりますが、
何とかあと2年ぐらいで完成を目指したいと讃岐國分寺と
大森暁生氏以下、工房のスタッフ、そして彩色担当の日本画家 塩崎顕氏、
皆、力を合わせて頑張っております。

 

完成までにはまだまだ皆様のご協力を必要としております。
ご寄付も受け付けておりますので、
讃岐國分寺(電話087-874-0033)までお問い合わせください。
当初の計画よりも仏像自体が大規模化したために、
完成時期も大きく延期し、ご協力者の皆様にはご心配をお掛けしておりますが、
後世の国の宝となるものを目指して全力で取り組んでおります。

仏像造りへのご理解とご協力を謹んでお願い申し上げます。合掌

御衣木加持をして大日如来像本体の制作が開始しました

2019.05.25

いよいよ最後に残る大日如来像本体を彫り始めるために、
材木と仏師の大森暁生先生に対するお加持をしました。
御衣木(みそぎ)加持と言います。
僧侶が修法をしている間に仏師が材木にこれから彫る仏像の絵を描きます。
これが本来の仏像作りの手順、つまり如法なのですが、
今日では滅多に行われず、全て仏師任せというのが実情です。
今回は古来の作法に基づき、讃岐國分寺僧侶が上京し、
東京の北千住にある大森暁生先生の工房D .B .Factory にて
入念にお加持致しました。

 

KSB瀬戸内海放送のテレビスタッフさんも同行して頂き、テレビ撮影もありました。
放送は6月5日(水曜日)の予定です(未定)。18時台ののKSBスーパーJチャンネルという香川岡山のニュース番組です。
またそれ以外の地域のかたは、ネットで見られるそうですので、
詳細が決まり次第、讃岐國分寺公式サイトとここでお知らせします。

 

いよいよ最後の本丸を残すのみとなりました。
完成が見えてきました。
皆様のお陰です。
ありがとうございます。

もうしばらく、大森先生と工房スタッフの皆さん、
そして彩色を担当して頂く塩崎顕先生とともに、
力を合わせて、全身全霊を込めて頑張りますので、
今後も宜しくお願い致します。
史上、類を見ない空前絶後の圧倒的な存在感のある仏像が出来上がりますので、ご期待くださいませ。

 

 

現在、ギャラリー館 游彩(東京・上大崎)にて『大森暁生と工房スタッフ展 ー はずみ ー』 が開催中です。

皆さん、ぜひ足をお運びください。大日如来の製作に参加しているスタッフさん全員が出展しています。

会期は今月末までとなっております。

 

大森暁生と工房スタッフ展 ー はずみ ー

会期:2019年5月18日(土)〜31日(金)

11:00〜18:30 ※水曜日休館

会場:館 游彩

〒141−0021 東京都品川区上大崎2−4−17

TEL 03−6459−3115

http://yakatayusai.com/

 

また5月26日(日)午前9時45分より放送の『NHK 日曜美術館 アートシーン』にて、

現在、現代彫刻美術館(東京・中目黒)にて開催中の 『 ±複号の彫刻家たち展 』 が紹介されます。
大森暁生氏をはじめ出品5作家の各作品の紹介に加え、大森先生がお話されるそうです。
展覧会は6月23日(日)まで開催中です。
先の工房展とは目と鼻の先ですので、ぜひこの機会に同時に足をお運びくださいませ。

 

±複号の彫刻家たち展

会期:2019年4月20日(土)〜6月23日(日)

会場:宗教法人 長泉院付属 現代彫刻美術館

開館時間:10:00〜17:00(最終入館は16:30)

休館日:月曜

入館無料

http://museum-of-sculpture.org/

 

NHK 日曜美術館 アートシーン

5月26日(日)  9:45〜10:00(予定)

(再放送)

5月26日(日) 20:45〜21:00(予定)

https://www4.nhk.or.jp/nichibi/357/

 

大日如来像制作の進捗状況のご報告

2019.05.08

大日如来像制作の進捗状況のご報告です。

現在、台座と光背の大部分が出来上がっております。

光背に取り付ける37尊も着々と出来上がりつつあります。

いよいよ、大日如来本体像の製作に取り掛かる段階です。

台座と光背の大きさが人物との対比でおわかりいただけると思います。

台座はさらにこの下に台がきますので、もう少し高くなります。

光背の直径は230cmあり、台座から光背の頂点までの高さは約4mほどになる予定です。

獅子八頭はそれぞれ八大明王をモチーフとしており、

蛇が巻き付くのは軍荼利明王です。

馬頭明王は馬を従えております。

彫刻家の大森暁生先生がこだわり抜いた魅力あふれる造形となっております。

予定よりも計画自体が大規模化し、クオリティも一切の妥協を排して取り組んでいるため、

完成時期が大幅にずれ込んでおり、ご心配をおかけしております。

ですが、締め切りを設定した間に合わせのいわゆる「やっつけ仕事」ではなく、

弘法大師の求めた最高水準の芸術を、現代の技術とセンスで再現することこそ、

大師の理念に忠実であると考えます。

おまたせした分、ご期待以上のものをご披露できるはずですので、

もうしばらくお待ちいただき、温かい目で見守っていただけますよう、

ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

現時点では完成を令和三年頃と見込んでおります。

 

大日如来像の制作経過報告

2019.04.13

現在、彫刻家の大森暁生氏によって制作中の大日如来像の台座です。

八頭の獅子が如来の座る蓮華座を支えます。

この造形は金剛頂経という経典に基づくものであり、弘法大師はその経典を基に

東寺の立体曼荼羅の本尊・大日如来像を構想したと考えられます。

 

3人のスタッフが作業中の円形の造形物は仏像の光背です。

直径は230cmあります。台座と組み合わせた全高は約4メートルにも及ぶ予定です。

金剛界曼荼羅の中心的尊格である金剛界三十七尊と呼ばれる37体の

化仏(光背に取り付ける小さな仏像)が取り付きます。

化仏の37体はそれぞれ、最も正当な曼荼羅と考えられる御室版曼荼羅に基づき、

異なった持物や印相を表現します。ここまで忠実に御室版曼荼羅を立体化することは

歴史上初めての試みです。

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境内全域にほぼ段差がなく車椅子で全てお参りできます*個別お堂の参拝には段差がございます

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