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初詣と幸先詣(さいさきもうで)のご案内

2020.12.20

毎年恒例となりました初詣プレゼントのコットンバッグができました。このバッグは当山に初詣で授与品を一定額(2000円以上)お買い上げの方に毎年プレゼントしているものです(限定数750、なくなり次第終了)。当山住職による完全オリジナルデザインです。今回は、干支が丑ということで、長澤芦雪の「白象黒牛図屏風」をアレンジし、欧米のファッション雑誌をイメージしてデザインいたしました。ちなみに、近日設置予定の顔出しパネルも同じ絵をもとに作りました。ぜひご家族でお参りいただき、楽しいひと時をお過ごし下さい。

 

今年は分散での初詣が社会的課題となっておりまして、幸先詣という新しいお参りのスタイルが推奨されております。幸先詣(さいさきもうで)とは、新年の初詣を前年の年末に前倒しして行うことで、 “新年の『幸(さち)』を『先(さき)』に戴きましょう”という意味があります。

これまでの初詣のように、三が日に多くの人が寺社に訪れて密集状態となることを避けるために、前年の暮れのうちに寺社へ参詣し、その年の感謝や翌年の幸い・加護を願って参拝するという、新たなお正月のお参りのスタイルです。当山もこの幸先詣を推奨させていただいております。すでに新年用のお守りや授与品は全て揃っております。初詣コットンバッグのプレゼントもすでに始めておりまして、幸先詣に来られた方にはご好評を頂いております。ぜひ、分散化のために幸先詣にお参りくださいませ。

 

また、年明けの初詣についてもご案内させていただきますと、当山はメディアに一切広告を出しておりませんので例年、あまり混雑しない初詣の穴場的存在となっております。周辺道路の渋滞もありませんし、臨時駐車場を確保しておりますので、駐車場の空き待ちで困ることもありません。JRを利用される方は予讃線国分駅下車すぐですので、交通も至便です。境内のバリアフリー化にも取り組んでおりまして、ほぼすべての段差を解消しておりますので、車いすの方にもお参りいただけます。ただ、トイレが旧来の汲み取り式でご不便をおかけいたしております。境内全域が特別史跡のため下水工事等に様々な制約があり、いまだに水洗化に対応しておりません。その点につきましても、現在、完全建て替え水洗化に向けて、建築家とともにプランの検討段階に入っております。

 

ほぼ寺族のみの少人数で運営しておりますので、大きな催し物はできませんが、お守り、授与品、おみくじの種類の豊富さは県下トップクラスです。先に説明したコットンバッグとともに、皆様に良いご縁が訪れますよう「ごえんがあるよ」チョコをプレゼントさせていただいております。何かと暗い話題の多い現在、お参りいただいた方の悩みや心配事が少しでも軽くなり、笑顔になれるような寺院を目指して粉骨砕身、努力してまいりますので、幸先詣および分散化の初詣にご協力くださいますよう、お願い申し上げます。新年が皆様にとって、心身ともに健康で幸多き年でありますように、心からお祈り申し上げます。合掌

令和二年十二月吉日 讃岐國分寺住職九拝

オリジナルエアマスクが出来ました!

2020.12.10

讃岐国分寺オリジナルデザインのエアマスクが完成しました!

2種類それぞれ2色をラインナップしております。

A.光明真言
・梵字光明真言
・弘法大師さま御宝号
・四国八十八ヶ所霊場会ロゴマーク

の3つの威神力をもって強力に感染症から守って頂けるようデザインしました。
更に、お大師様ご宝前にて感染予防の御祈祷ののち、授与させていただいております。価格は税込み千円です。讃岐國分寺の字名とロゴ及び札所番号も入っております。
色は黒で基本デザインを致しましたが、お遍路さんの白装束にも対応できるよう白もご用意しました。

B.ライフイズヘンロ

当山オリジナルグッズとしてTシャツやトートバッグにて展開しているデザインのシリーズになります。気軽に日常でもご利用いただけるようデザインしております。当山のロゴマークと寺名も入っております。こちらも、お大師様ご宝前にて感染予防の御祈祷ののち、授与させていただいております。

洗って繰り返し使えます。つけ心地も良好で息もわりとしやすく、耳も痛くなりにくい素材です。大人用のワンサイズのみですので、お子様や特に小顔の女性には大きいかもしれません。なお、小ロット生産のため品切になる場合がございます。

郵送対応も致しますので、ほしいデザイン(光明真言orライフイズヘンロ)と色を書き添えて代金とスマートレター便送料180円(何枚でも)をお送りいただけばお送り致します。送料は切手でも結構です。現金書留は料金がお高くなりますので普通の封筒で透けないようにすれば宜しいかと存じます。住所氏名電話番号もお忘れなくお願いいたします。

注文先:〒769-0102 香川県高松市国分寺町国分2065 讃岐国分寺

合掌

芸術新潮12月号に大日如来再現の記事が掲載!

2020.12.05

新潮社より発行の芸術新潮12月号に芸術新潮特別企画記事

『彫刻家、大森暁生 幻の大日如来像を蘇らせる』

と題した記事が二ページに渡って掲載されております。

如来像の頭部を彫刻中の大森暁生先生の写真が大きく掲載されておりますが、

彫刻家らしい威厳と気魄のこもった見事な写真だと感服いたしました。

とくに手が印象的です。まさに彫刻家の手、といった印象を強く受けました。

皆さんぜひご一読いただければ幸いです。

大日如来制作のご報告 彩色と彫刻の最新状況

2020.11.04

大日如来制作の最新の状況をご報告させていただきます。

台座の獅子は彩色が進んでおり、完成形が見えてきた状態です(まだ細部や全体の仕上げ等があり、これが完成形ではありません)。

大光背は漆を塗って金箔を貼り終えた状態です。ここに三十七尊が取り付けられます。

大日如来本体は頭部を含め、全体の外形が見えました。これから細部を彫り進めていくことになります。

三十七尊は大部分が彫りあがりつつありますが、今後、細部の最終的な調整が残っております。

2020年10月末の時点での状況のご報告です。今後、本体と三十七尊も獅子や光背と同じく、

漆を塗って金箔を貼り、彩色を施すことになります。まだまだ完成までには乗り越えるべき課題は多くあるのですが、ひとまず、終わりが見えてきた状況です。今後も、皆様のご厚情を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。                     合掌  讃岐国分寺山主拝

※こちらに掲載した以外の最新画像をギャラリーの「大日如来制作2020」にて掲載しておりますので、そちらもご覧ください。

 

山陰中央新報の第一面に記事が掲載されました

2020.10.30

山陰中央新報に第一面カラーで大日如来像再現の記事が掲載されました。
同紙は山陰地方でもっとも講読者数の多い第一紙です。

彩色班のメンバーとしてご尽力いただいている日本画家の永岡郁美さんが出雲のご出身ということで、地元出身の永岡さんの活躍を紹介するという視点で大日如来像再現プロジェクトをご紹介いただいております。

島根県、鳥取県のお遍路さんからも大勢、ご寄付をいただいておりますので、そのかた達もこの記事を見て喜んでいただけたことと思います。このような機会を頂き、永岡さんと山陰中央新報社さまには心より御礼申し上げます。たいへん光栄に存じます。まことにありがとうございます。 合掌

アートコレクターズ11月号に対談記事が掲載されます。

2020.10.16

月刊『アートコレクターズ』11月号-現代作家が挑む宗教と美術-(生活の友社 10/25発売)に、
彫刻家の大森暁生先生と当山住職との対談記事が全6ページに渡って掲載されます。対談は当山の大日如来をお祀りするお堂にて去る10月1日にて収録されました。

大日如来像の最新の製作状況の画像が掲載されておりますと共に、今回の仏像製作の発端である当山住職と大森作品の出会いから現在に至るまでのストーリーが詳細に語られております。

また発願のきっかけと今回の大日如来像製作に込めた想いもかつてないほど詳細に記述されております。そしてコロナ下の今、一宗教者として世の中に向けてのメッセージも込められた充実した内容となっております。ぜひ、書店あるいはネットにてお買い求めいただき、御一読いただければ幸いです。

(なお、掲載画像はYouTubeの大森暁生チャンネルの動画製作を担当される若手女流映画監督、富田未来監督によるものを許可を得て使用しています。)

ご奉賛記念ピンバッジのデザインが新しくなりました。

2020.09.13

御奉讃記念ピンバッジのデザインが新しくなりました。
現在、御寄付を募りながら仏像製作を続けていますが、千円以上御寄付いただいた方にこちらのピンバッジを授与しております。

図柄はまさに現在製作している仏像の完成イメージ原画を採用し、
大日如来の梵字と仏名、そして讃岐國分寺の寺名を隷書体で入れました。
背景は黒ではなくミッドナイトブルーで、夜空に輝く金色の大日如来をイメージした配色です。
硬貨ぐらいの小さな面積の中に、広大な世界観を表現した一種のマイクロアートとも言えるものとなっております。

販売はしておりません。あくまでも仏像製作に御参加頂いたおしるしの特別な御守りであり、

御寄付いただいた御浄財は大日如来像の手となり足となり金箔の一枚となって製作が進みます。

単なるアクセサリーではなく、お大師様の御宝前にて御守加持した特別なピンバッジですので、御守りとしてお持ちください。

是非とも皆様の御参加、御協力をお願い申し上げます。

 

大日如来制作のご報告 本体がほぼ形になりました

2020.08.31

本体彫刻の動画:大森暁生公式You Tubeチャンネル

https://youtu.be/NL1YJM0tr6Y

 

大日如来像制作の進捗のご報告です。

いよいよ、智拳印と胴体部分が組み合わされ、頭部以外の全身が姿を現しました。

2014年より、この事業に一心に取り組んできた拙僧としては、まさに感慨一入、

これまでの道のりがしみじみと思い出されます。

現在、コロナ禍のまっただ中の東京で、この大日如来像の制作は進められているわけですが、

一時、大森暁生先生とも相談し、工房を一旦閉鎖して制作を中断することも検討しましたが、

今は制作を続けることこそが、讃岐國分寺と大森暁生工房の社会的使命だと考えております。

そもそも、国分寺を全国に建立した聖武天皇の意図は、当時、流行っていた疫病を鎮め、人民を幸せにすることでした。

そのために都には、大和の国分寺である東大寺と奈良の大仏を建立しました。

我々が、今おこなっていることは、まさにその聖武天皇の理念の再現であり、

そのために国分寺が存在していると言っても過言ではないと考えます。

まさに今、我々がやるべきことは、手を止めることではなく、本来やるべきこと、果たすべき社会的使命に

ただひたすらにこれまで通り、いやこれまで以上に真剣に取り組むことだと考えております。

今、コロナ禍のせいで、社会全体が陰鬱としたムードに包まれ、

本来ならば、希望に目を輝かせているはずの子供や若人たちの目にも暗い影が宿っています。

今回制作している大日如来像を、そういう人たちにこそ見せてあげたい、

そして、世の中にはこんなにも素晴らしい体験があるのだということを感じてもらいたい、

そのためには最高のものを、どこにもないものを、比類なき美しさを、妥協のない完全性の追求を、

まだ経験したこと無い最高の体験を、そんな想いで取り組んでおります。

コロナ騒動は必ず、まちがいなく、いずれ終わります。そしてその日は決して遠くありません。

最後に、お釈迦様=ブッダの入滅前の言葉を紹介します。

「この世界は美しい。人生は甘美である。」

これが人生は苦しみに満ちていると考え、そこから抜け出す方法を追求し続けたブッダの出した答えです。

そしてこれこそがまさに、我々が今作っている大日如来像を通して、世界の人々に伝えたいメッセージです。

This world is worth living.
Your life is worth living.

大日如来像制作の進捗報告 富山の金属パーツ編

2020.08.09

今回、獅子が支える台座と、その上に載る蓮華座の接合部位となる金属製鋳物パーツとの適合を調節するため、

獅子四頭と円形台座がはるばる、鋳物の本場富山県まで行ってきました。

様々な問題に直面したものの、熟練の職人技で解決、無事に適合性を整える事が出来ました。

今回、工房のスタッフさんも同行したそうですが、熟練の職人さんの仕事ぶりを目にしたことは、大いに刺激になったようです。

日本のモノづくりの高い技術はこうした熟練した職人さんたちの腕と経験によって支えられています。

リモート、オンラインという言葉が持て囃される昨今ですが、最終的には全ては人の手によって完成します。

人間が肉体を持つ存在である限り、肉体を離れて心が存在することはありません。

肉体と心の調和、そんなことについても改めて考えるきっかけとなった今回の仏像づくりです。

こうして、様々なプロの手によって支えられ、仏像づくりは着実に完成に向かって進んでおります。

また、大森暁生先生のユーチューブ動画でも制作の模様等、随時、更新されておりますので、そちらもご覧ください。

https://www.youtube.com/channel/UCQ0E6OEU37LLgatZVnSXOpw/featured

 

 

大日如来像制作のご報告 彩色作業も着実に進んでおります。

2020.08.02

大日如来像制作の進捗のご報告です。

獅子の彩色が着々と進んでおります。
漆と金箔、そして彩色によってより生命感が増した獅子の姿を見ると、
まるでこのままの生き物が現実に存在するのではないかと錯覚してしまいます。
そのリアルさには息を飲むばかりです。

 

コロナウイルスが猛威を振るう中、
彫刻家の大森暁生先生の工房では、
彩色担当の日本画家の塩崎顕先生をはじめ、
スタッフの皆さんがマスク、換気、消毒など感染防止に配慮しつつ、
製作を進めていただいております。
これもある意味ではコロナウイルスとのひとつの戦いと言えるでしょう。

 

我々は今、困難に直面しておりますが、
それに負けず、むしろそこからさらなる学びを得て、
コロナ後の世界がより良いものとなるよう
一日一日を懸命にこなしていく他ありません。

 

今、新型コロナウイルスによって多くの人が心に深い傷を負っています。
今造立中の大日如来像がその傷を癒し、コロナ後の世界を照らす希望の灯となるよう願ってやみません。

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境内全域にほぼ段差がなく車椅子で全てお参りできます*個別お堂の参拝には段差がございます

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