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特別御朱印/オリジナル御朱印帳のお知らせ

2024.05.23

特別御朱印2種、ご本尊千手観音さまと、さぬき七福神の当山主尊弁財天さまです。

猫仏画を描かれているアーティストのAzukiさんに原画を描いて頂きました。弁財天様の方は当山の寺猫ムーンちゃんがモデルです。左下の寺名印もムーンちゃんの実際の写真をそのまま印にしています。

現在、授与中です。(※御朱印の郵送対応は致しておりません)

それと合せまして同じデザインの当山オリジナル御朱印帳もできました。

ぜひご来山頂き、お受けくださいませ。

 

当山住職からのメッセージ

2024.05.06

この世界は生きる価値がある。あなたの人生は生きる価値がある。
生きていると、この世の中には理不尽なこと、許せないこと、残酷なこと、受け容れがたいこと、悲劇的なこと、たくさんの嫌なことが起きます。世界とは、人生とは、そんなものなんです。それを仏教では四苦八苦と呼びます。苦しみがあってあたりまえ、苦は生きることの大前提なんです。そこが仏教のスタートであり、個人にとっては人生のスタートなんです。それを乗り越え悟りを目指すために四諦八正道という教えがありますが、その理解と実践には果てしない修行が必要です。

 

紀元前5世紀のインドでブッダによって誕生した仏教、その最終進化形が、7世紀、インド東部で誕生した密教です。密教以前の仏教は、「人生は苦であり、その苦を滅ぼし悟りを開くには修行が必要だ」と唱え続けてきました。しかし、密教は、1200年間の伝統をひっくり返し、新たな可能性を提示しました。

 

その革命的な教えはこう言います。「え?人生は苦だって?そうかもしれないけど、そんな世界に否応なしに生まれてきちゃったんだから、生きるしかないじゃん。どうせ生きるしかないなら、苦のまま生きるんじゃなくて、楽しんで生きればいいじゃん。人生を認めて、欲望を認めて、この世界を認めて、自分を認めて、生きることを全肯定しようぜ!だって、この世界に生まれてきたからには、この世界で生きるしかないんだから。自分として生まれてきたからには、自分として生きるしかないんだから。」

 

どうせ生きるしかないなら、じゃあ、この世界を愛そうよ。
どうせ他人にはなれないんだから、じゃあ、自分が自分を愛してあげようよ。
誰もあなたに生きる価値があるって言ってくれる人がいないなら、讃岐国分寺が言ってあげる。
讃岐国分寺の仏様たち全員で言ってあげる。「あなたには生きる価値がある」と。

 

そんな思いをこの看板に込めて作りました。このメッセージ看板は、当山から参拝者の皆さんへの応援歌でありラブレターです。密教僧としてはまだまだ未熟な私が、参拝者の皆さんにお伝えしたいメッセージとして、住職になって間もなく作りました。お寺によくある標語や人生訓と同じですが、この看板は一時的なものではありません。私が住職である限り、一生変わらぬ当山からのメッセージとしてお伝えし続けようという思いを込めて、大きく耐久性のある素材で作りました。想いが皆さんに届くことを願って、合掌                               当山住職拝

 

This world is worth living .Your life is worth living.
As we live, we encounter unreasonable, unforgivable, cruel, unbearable, tragic events, and many unpleasant things. This is what the world is; this is what life is. Buddhism calls this suffering “the four kinds of suffering and the eight hardships.” Suffering is a fundamental part of life; it is the starting point of Buddhism and the start of an individual’s life. To overcome this and aim for enlightenment, Buddhism teaches the Four Noble Truths and the Noble Eightfold Path, which require endless practice to understand and implement.

 

Buddhism, founded by Buddha in the 5th century BCE in India, evolved into its ultimate form with the emergence of Esoteric Buddhism in the 7th century in Eastern India. Before Esoteric Buddhism, the teachings continued to proclaim, “Life is suffering, and to extinguish this suffering and achieve enlightenment, one must practice.” However, Esoteric Buddhism overturned these traditions of 1200 years, presenting a new possibility.

 

Its revolutionary teaching says, “What? Life is suffering? That might be true, but since we’ve been born into this world regardless, we have no choice but to live. If we have to live anyway, why not live joyfully instead of in suffering? Acknowledge life, acknowledge desires, acknowledge this world, acknowledge yourself, and fully affirm living! After all, since we were born into this world, we have no choice but to live in it. Since we were born as ourselves, we have no choice but to live as ourselves.”

 

If we have to live, then let us love this world. If we cannot become someone else, then let us love ourselves. If no one tells you that your life has value, then Sanuki Kokubunji will tell you. All the Buddhas of Sanuki Kokubunji will tell you, “You have value in your life.”

 

These thoughts have been infused into this signboard. This message board is a song of support and a love letter from our temple to all visitors. As an Esoteric Buddhist monk still lacking in many ways, I made this signboard soon after becoming the chief priest, intending to convey a message to visitors. It is like the slogans and life teachings commonly found in temples, but this signboard is not temporary. As long as I am the chief priest, it will continuously convey an unchanging message from our temple, made from large, durable materials. I hope our thoughts reach everyone.

 

Gassho, the Chief Priest of Our Temple.

仏像公開遅延の理由のご説明とお詫び

2024.04.16

このたびは、皆様に多大なる支援をいただいております「大日如来像再現プロジェクト」
につき、当初、令和5年10月の開眼法要及び公開を予定しておりましたが、やむを得ない
事情により、現在まで、開眼法要及び公開に至らない状況が続いております。
つきましては、まずは、皆様にお詫びを申し上げるとともに、現在までの経緯をご説明さ
せていただきます。

当山は、平成25年4月、彫刻家の大森暁生氏に対し、製作期間を3年として、本プロジ
ェクトの要となる大日如来像の製作を依頼しました。もっとも、その作業は大幅に遅延し、
ようやく、大日如来像の組み上げができる状態となった令和4年9月、開眼法要の予定日を
令和5年10月とすることが決まり、また、その後、大日如来像の引渡期限も、開眼法要に
先立つ令和5年8月25日と決まりました。

しかし、その引渡期限が差し迫った令和5年8月になって、突如、大森氏より、「契約書
を作成しなければ引き渡さない」と言われ、大日如来像の引渡しが拒否され、引渡期限を経
過しても大日如来像が引き渡されることはもとより、契約書案が示されることもありません
でした。

当山といたしましては、一刻も早く、完成した大日如来像の引渡しを受け、令和5年10
月の開眼法要を実現するという皆様とのお約束を守るべく、やむを得ず、令和5年9月、東
京地方裁判所に、大日如来像の引渡しを求める仮処分を申し立てました。

その結果、当山の主張の正当性が認められ、令和5年11月29日には、裁判所の強制執
行により、ようやく、当山に大日如来像が引き渡されるに至りました。
そして、当山といたしましては、すでに当初の予定から遅れていることを踏まえ、開眼法
要の準備を進めて参りました。

しかし、大森氏は、その後、高松地方裁判所に、「大日如来像は未だ完成していない」と
して、大日如来像の公開禁止の仮処分を申し立て、拙速な審理を経て、同裁判所は、これを
認める判断をしてしまった結果、当山は、現在、大日如来像を公開したくても、公開できな
い状況に追い込まれております。

 

当山は、高松地方裁判所の上記判断を争うため、異議申立てを行っており、現在、その審
理が続いている状況にありますが、一刻も早く、大日如如来像の開眼法要及び公開を実現で
きるよう、なお最善の努力をして参りますので、何卒、ご理解のほどよろしくお願いいたし
ます。

 

仏像造りへのこれまでの皆様の多大なる貴重なご支援と、温かい応援のお言葉に対しまして

重ねて御礼申し上げますとともに、遅延の理由を問わず、公開が遅れているという事実、および、公開約束期日を守れなかったがために、多くのご高齢のご支援者様が仏像を見れぬまま次々と亡くなられていっているという取り返しのつかない重大な現状に対して、本プロジェクトの全責任者として、その責任を重く受け止め、心より深くお詫び申し上げます。

誠に申し訳ございません。

約束を果たせず故人となられたご支援者様に対し、謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。

合掌黙祷

 

南無大師遍照金剛

南無大日如来

 

 

 

令和6年4月16日

讃岐国分寺住職

大塚純司九拝

 

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます

2024.01.08

能登半島地震により被災された皆様へ

この度の能登半島地震により、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、救助活動や被災者支援に尽力されている皆様に深い敬意と感謝を表します。

私自身が北陸地方の大学院を卒業し、その後も珠洲市を訪れる機会が度々あり、被災地域には大変な思い入れと愛着があります。わずか2か月前にも珠洲市を訪れたばかりで、ニュースで見る映像に心を痛めております。当山としても、四国八十八ヶ所霊場会や他の寺院と協力し、被災地域の一日も早い復興に向けて支援に努めてまいりたいと考えております。

当山では、義援金募金箱を設置し、参拝者の皆様からのご支援を募っております。寄せられた義援金は、石川県珠洲市をはじめとする被災自治体の義援金送金口座に直接送金し、定期的に送金額の結果報告を寺内掲示板および当ウェブサイトでご報告させていただきます。

救助待ちの方々への一刻も早い救助、余震の収束、そして不安な日々を過ごされている皆様の安全と、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。どうか、奥能登の美しい自然とそこに住む皆様の平和な暮らしが一日も早く戻りますように。

南無大師遍照金剛

合掌

讃岐國分寺住職

大塚純司

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境内全域にほぼ段差がなく車椅子で全てお参りできます*個別お堂の参拝には段差がございます

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