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新年のご挨拶

2023.01.08

新しい年を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響が長引くとともに、東欧では痛ましい戦争が長期化し、それによるエネルギー資源や食料の価格上昇による世界的な物価の高騰など、大変厳しい年でありました。そのような中でこそ、ますます鎮護国家の寺である当山、讃岐国分寺の果たすべき役割と、皆様のご期待は大きいものと感じております。

本年は、弘法大師空海さまのご誕生1250年の記念の年です。四国八十八ヶ所霊場会では記念法要・記念スタンプ・記念カードの授与などをはじめとする、様々な記念事業が行われるとともに、当山では、2013年に彫刻家・大森暁生氏に依頼してスタートした弘法大師の思い描いた大日如来像を再現するという10年がかりのプロジェクトがいよいよ完成を迎えます。開眼法要及び、像の公開は秋ごろを予定しております。記念の年に像が完成を迎えることは、お大師様のお導きによるものと大変喜ばしく感じております。

それに加え、かねてより懸案だったお手洗いを水洗化するプロジェクトも並行して進めております。大日如来堂の内装デザインとともに東京の成瀬・猪熊建築設計事務所に依頼し、すでに具体的にプランが進行中です。新たなお手洗いは烏枢沙摩明王堂として完全新築いたします。こちらの完成は来年中を見込んでおります。当山は境内地全域が国の特別史跡に指定されており、工事を進めるうえでの様々な制約、許認可の必要があるため、工事が難しく、時間がかかってしまいます。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

令和五年の干支である卯(うさぎ)は、跳躍することから、飛躍や成長、ステップアップの象徴でもあり、新しいことに挑戦するには最適の年であると言われております。国分寺の建立を発願した聖武天皇の願いを今なお受け継ぐ当山は、護国安民の寺として、本年が我が国と皆様の心身が安らかで、楽しい年となるよう心より祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。  合掌

南無大師遍照金剛

令和五年正月 讃岐国分寺住職 大塚純司九拝

境内全域にほぼ段差がなく車椅子で全てお参りできます*個別お堂の参拝には段差がございます

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